私の29週早産(帝王切開)の体験談を連載します。
どなたかの参考になればと思います。
つわりで激やせ、つわり後に激太り、減量
重いつわり
私は比較的つわりが重い方でした。
固形物は全く喉を通らずゼリー飲料等に頼っていましたが、それも頻繁な嘔吐によりほとんど体には吸収されていなかったと思います。
栄養失調と脱水症状を起こして度々産婦人科で点滴を打つほど酷いものだったので、妊娠15週目ごろには妊娠前と比べて6キロも体重が落ちてしまいました。
安定期で食べ過ぎる
その後安定期に入りつわりが治まると、失った体重を取り戻すかのように食欲が湧いてきました。
経験された方はご存知かと思いますが、つわりの後のご飯ってとってもとっても美味しいんです。
何を口に入れても苦みしか感じられなかった私にとって、地獄から一転天国に来たくらいの心境だったので、ついつい欲望のままに食べてしまいました。
当然のことながら産婦人科の定期健診で体重の増加が激しいと言われ、体重のコントロールを指示されてしまいます。
今度は頑張って減量
初めての妊娠で神経質になっていたこともあり、このままでは赤ちゃんに良くないとお医者さんの指示する以上の減量を目指してしまいました。
これがいけませんでした。
田舎のためスーパーやドラッグストアが遠いのですが、片道40分以上かけて歩いて買い物に行き、重い荷物を提げて帰ってくるなどの無理をしていました。
もちろんその程度の運動なら全く影響のない妊婦さんも多くいらっしゃいますが、私はこれが原因でお腹の張りが起こってしまいました。
お腹の張りを自覚できなかった
更に悪いことに私はこのお腹の張りを自覚していませんでした。
この頃ちょうど急激にお腹が大きくなってきたこともあり、つっぱったような感覚も、急にお腹が膨らんだせいで皮膚が伸ばされたせいだと思い込んでいたのです。
その頃の私のお腹は、空気がしっかり入ったバスケットボールのようにパンパンに張っていて、皮がつまめる余裕が無い状態でした。
その上、そのタイミングで旅行に行ってしまったのも良くありませんでした。
安定期に入って油断しきっていたこともあり、軽い気持ちで国内の温泉旅行に行ったのですが、旅館の付近にある観光地に行った際、急な階段や坂道を長時間登ってしまったのです。
後から思えばお腹の張っている妊婦にとってこれは無謀なことでした。
お腹の張り 妊娠中期(16週~27週)
安静にしていても治まらなかったり、痛みが徐々に強くなり持続する場合は、切迫早産の兆候や他の病気の可能性もあるので診察を受けるようにしてください。
検診で指摘されるが時すでに遅し
このような無理が積もり積もって遂に次の健診でお腹の張りを指摘され、安静を指示されますが時すでに遅し。
ようやく張りを自覚した矢先、主人の帰宅を一人で待っていた夜九時ごろ、痛みを感じるほどの張りが狭い間隔で襲ってきました。
これはおかしいと産婦人科に電話するとすぐ来るように言われ、診察を受けると
「切迫早産(早産の危険がある状態)」
との診断が下され、そのまま緊急入院となってしまったのです。
この時、まだ妊娠26週目でした。
切迫早産とは
切迫早産とは早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のことをいいます。
子宮収縮(お腹のはりや痛み)が規則的かつ頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態のことです。
29週早産(帝王切開)の体験談を連載しています(全5回)
著者:カンカン
切迫早産とは早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のことをいいます。
子宮収縮(お腹のはりや痛み)が規則的かつ頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態のことです。
他の出産体験談はこちら:「出産」カテゴリーの記事を読む