産後ハイと体調不良を体験して、産後ケアの重要性を痛感した体験談

産後ハイと体調不良を体験して、産後ケアの重要性を痛感した体験談

10か月間の妊婦生活が終わり出産と言う大きな仕事を終えた体は、自分で思っている以上にダメージを受けています。

私は実際に産後ハイと産後の体調不良を体験して、産後ケアの重要性を痛感しました。

今回はその時の体験談をお話しします。

皆さんも「私は絶対大丈夫」って思わずに、注意してくださいね。

Advertisement

産後ハイと産後不安が酷かった、産後の体験談

産後ハイ

一度は聞いたことのある言葉かもしれませんが、「産後ハイ」と言う言葉があります。

これは、出産が終わったママが、それまで出産時の体力を維持するため出ていたアドレナリンと言う脳内物質の影響で、疲れているのに眠れない、妙に元気で全然休めないというような状況を指します。

私もこの「産後ハイ」を経験しました。

赤ちゃんが産まれてママになったという実感はまだそれほどありませんでしたが、疲れているのに全く眠ることができず、真夜中なのに妙に元気で、ベッドに入っているのが苦痛なくらいでした。

こんなことが起きると思っていないなかったので、びっくりしたのを覚えています。

産後ハイで回復が遅れ、どんどん不安定に…

私が出産した病院では、産まれた日を0日として、2日間母子別室でした。

この間、ゆっくり休めていれば、その後の赤ちゃんとの生活も元気にできていたのかもしれません。

ところが、私の場合産後ハイで休むことができなかったので、回復が遅れてしまい、3日目からの赤ちゃんとの生活は肉体的にも精神的にもとても辛いものになりました。

自分は母親なのに赤ちゃんに対してできることがない、思っていたのと違う…と目まぐるしい毎日に驚かされ、裏切られてばかりでした。

また、睡眠不足も続いて、産後早々赤ちゃんを預かってもらい休まなければならなくなったりしたため、悪い母親だと自分を責めてしまいました。

不安感が強くなりすぎ、心療内科を紹介してもらう

退院前日、明日からは預かってくれる人がいない、不安なことも簡単には相談できないと思うと、涙があふれてきました。

付き添いで泊まってくれていた夫にもうまく気持ちを打ち明けられずに、夜中にこっそり部屋を抜け出してナースステーションで泣きました。

私の場合は不安感がとても強く、看護師さんに話を聞いてもらうだけでは精神状態が落ち着かず、産院の先生にも相談して、結果、心療内科を紹介してもらいました。

完全母乳育児でやっていく予定だったため、薬を飲むことはできないと思っていたのですが、紹介を受けて退院した日に受診した心療内科で、授乳中でも飲むことができる漢方薬を処方してもらいました。

心療内科に行ったのは自分にとっては正解だったようで、数週間後には大きな不安感は消えていました。

似たような悩みを抱えている方は、自分の今の精神状態を責めたりせず、まずは産科の看護師さんや先生に相談してみてくださいね。

きっと親身になってくれると思います。

Advertisement

油断は禁物!産後1年経ってからの体調不良

そこから1年くらいは母乳育児の効果なのか体調を崩すこともほとんどありませんでした。

私、結構いけるじゃん!そう思って油断していました。

突然の体調不良と主な症状

子供が1歳の誕生日を迎えた翌月、自然卒乳に成功しました。

喜んだのもつかの間、翌月から私の体調は日に日に悪くなり、ついには出かけることも難しくなりました。

主な症状は

  • 体が異常に冷える
  • お腹が痛くなる
  • 下痢が出やすくなる
  • 眠れない
  • イライラ
  • 強い不安感

です。

体調と精神状態に症状が出たので、すぐに内科と心療内科を受診しました。

そこで処方してもらった胃腸炎の薬や安定剤を飲みましたが、症状は一向に改善せず…。

セカンドオピニオンで総合病院に行ってよかった

セカンドオピニオンとして行った総合病院の内科で、漢方で治療してみないかと言われ、試しに飲んでみることに。

(このあたりは1人1人原因も症状も違うと思いますし、処方されるお薬も人によって違うと思いますので、私の話を鵜呑みにせず、先生と相談してくださいね)

私は、ここで体を暖める漢方薬を2種類処方してもらい、飲み始めました。

1か月後、多少は症状が軽減したように思われましたが、まだ気軽に出かけるには不安材料が多すぎました。

漢方専門の病院を紹介してもらった

不安を内科の先生に打ち明けると、漢方を専門に扱う病院を紹介してくれました。

そこでは細かく自分の症状を問診票に記入し、診察に入りました。

その結果、先生から産後のひどい冷え性との診断を受けました。

そして、私の体に合わせたせんじ薬を処方してもらい、毎日家で鍋でせんじて飲んでいました。

2か月後、私の症状はほとんど軽減しました。授乳も終わっていたため、全身の体質改善をしようと続けてきた漢方でしたが、私には合っていたみたいです。

産後の冷えの症状は腹痛や下痢だけでなく、精神的なイライラや不安、不眠にもつながるそうです。

私は原因が分かっただけでも良かったです。

人それぞれだとは思いますが、

産後にひどい冷え性になるケースもある

ので、体調不良で悩まれている方は可能性の一つとして疑ってみてください。

原因は分かったものの簡単に治るものでもないので、私はそれからも調子が悪くなると漢方薬を処方してもらって、服用を続けています。

まとめ

結局、産後ケアについては、病院に相談して判断を仰ぐのがなにより一番だと思いました。

今体調不良で悩まれている方も、自分に合った病院に巡り合えるかどうかで変わると私は思っています。

私も、何が原因か分からず不安な毎日を過ごして、いくつも病院に行っていたころを思い出すと、原因と考えられることが分かって、また一つでも自分の体に合うお薬が見つかって、よかったです。

また、産後は、最初体調が良くてもいつ体調を崩すか分かりません。

ママが倒れると家庭や育児が回らないというお宅もあると思います。産後は特に体が冷えやすいので、体を冷やさないようにしてくださいね。

私が体験した産後の体調不良について、少しでも皆さんの参考になればと思います。

(ペンネーム P)

Advertisement

他の産後ケアの記事はこちら:「産後ケア」の記事を読む

他の産後の体験談はこちら:「産後」カテゴリーの記事を読む

   
Lady’s Talk 記事募集について

産後カテゴリの最新記事