≪転職レポート≫では、転職経験のある女性の体験談を連載しています。
今回は人材アウトソーシングの事務から私立大学でキャリアカウンセラーへ転職された、あらにすさんの体験談です。
あらにすさんの転職レポート
1. ペンネーム あらにす
2. 現在の年齢 45-49歳
3. 転職した年齢 30歳
4. 元の業界と職種 人材、広告のアウトソーシングで事務
5. 転職先の業界と職種 教育業界の私立大学でキャリアカウンセラー
人材アウトソーシングの事務から私立大学でキャリアカウンセラーへ
転職活動を始めた理由
前職で新卒採用のアウトソーシング業務を行っていた際、メールも電話もきちんと対応できていない学生の多さに驚き、
就職活動開始前からしっかりと社会に出る準備を学生ができるよう、学生側の支援をしたいと考えました。
そこで、前職在籍中にキャリアカウンセラーの資格を取るために勉強し、資格取得を目指しました。
資格取得後は、どの立場から学生の支援をすることがよいのかを考え、
大学であれば、早いところで1年生から遅くても3年生から支援をしていると知り、
大学のキャリアセンターでの仕事に転職を決めました。
今回の転職のメリット
私自身が目指していたことが出来たことがメリットです。
大学にとっては内定率を上げることや大手企業への就職率を上げることが第一の目標だと思いますが、
私が転職した先では、上司を筆頭に学生個人にとって最良の就職や学生の社会人基礎力向上などにも力を入れていたので、非常にやりがいのある仕事となりました。
さらに、私の提案した指導法や講義(イベント)なども受け入れてもらえ、充実した環境となりました。
また、職場の上司、先輩、同僚にも恵まれ、同じ方向をむいて仕事ができること、
そして、学生からの感謝の言葉も直接聞けることは何よりもメリットだと考えます。
私の働きも評価していただけ、年収も上がったことには感謝しています。
今回の転職の1番のメリットはやりがいの大きさです。
今回の転職のデメリット
通勤時間が2時間もかかることです。
自分自身のやりたい仕事を第一に考えたため、通勤時間が長い職場になってしまいました。
定時に帰宅しても、2時間かかりますので、帰宅後家のことが思うようにできなく、最初は本当に困っていました。
転職して数ヶ月後から、朝出かける前に夕飯の支度をしたり、
休みの日に食事の作り置きも含めて全てやれば回るという事に気が付き、生活が安定してきました。
通勤時間が長いというデメリットにより、
時間の有効活用が上手くなったので、デメリットがあることで新たな発見があったという良い面もあります。
転職活動のこと
どのような転職活動をしたか
大手転職エージェントから、カウンセラーに特化したエージェント、大学の仕事に特化したエージェントなど、
目につくものにはどんどん登録していきました。
また、ハローワークにも行って、エージェントにはない求人はあるか探したりもしました。
その中から、何件かの専門学校、大学のキャリアカウンセラーの求人に応募しました。
就職サイトに出ているものは結構な確率で「既に採用が決まってしまった」という事がありました。
募集人数が1人くらいなのに対し、大勢が閲覧し応募するからでしょうか。
最終的には、大手就職エージェントの営業の方から、サイトに掲載する前の求人を紹介していただき、転職することになりました。
転職活動での成功ポイント
具体的にやりたい仕事のイメージがしっかりできていたこと。
自分自身のアピールでは、具体的に何ができるのかを伝えられたことがポイントだと思います。
これまでの社会人経験は武器になりますが、それを表に出しすぎず、
どんな経験がどんなところで活かせるのかを、しっかりと振り返っておいたことも成功のポイントだと思います。
転職活動での失敗ポイント
自分のやりたい仕事ばかりに焦点をあてすぎて、
他の条件などをよく確認しなかったことが、失敗ポイントだと思います。
そのため、通勤時間に2時間かかるということを、採用後に意識するという事態になりました。
また、細かい福利厚生などの確認をしていなかったので、
入社後しばらくしてから「そうだったの?」と気づくお粗末な結果になってしまいました。
まとめ
とても良い転職だったと思います。
仕事内容、職場環境、人間関係、年収など、どれを取っても満足のいくものとなりました。
自分の子供のような年齢の学生たちからいろいろな刺激がもらえるのも、この転職のおかげだと思っています。
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